日々是好日 映画俳優・小沢昭一 「大当り百発百中」の巻 その2

前回のお話は、映画「大当り百発百中」のストーリーを紹介しているところで終わってしまった。
この映画、ぼくはもちろん主役の小沢昭一さん目当てで見に行ったのだけど、小沢さんや前回も紹介した加藤武、松原智恵子といった主なキャスト以外に、ほとんど名前くらいしか知らないような昔の喜劇役者が現役バリバリで動く姿を見ることができたのは、思わぬ儲けものだった。

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日々是好日 映画俳優・小沢昭一 「大当り百発百中」の巻

前回のお話の続き。
ということで、ラピュタ阿佐ヶ谷の春原政久監督作品特集、上映スケジュールをチェックして、小沢さんが出演している作品を狙って見に行くことにした。
まず今回は、「おヤエのママさん女中」、「おヤエの家つき女中」そして「大当り百発百中」の三本を続けて見る。なに、三本といっても、どの作品も上映時間は60分前後だから、続けて見たって大したことはない。

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黄金座の物語

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太田さんの「黄金座の物語」。
ラピュタ阿佐ヶ谷に行ったら、他にいくつかの映画関係の書籍といっしょに置いてあった。
買いそびれたままになっていたので、いい機会だと思って買いました。
今度いつかサインしてもらおっと(ミーハーだね)。
まあそれはそれとして、この本で取り上げられている映画。
古い日本映画といっても、ほとんど戦前の作品じゃないですか。古すぎー。
まだ半分くらいしか読んでいませんが、うーん、ちょっと感傷に流れ気味かなー。
悪くはないですよ。だって、ぼくもこういうのが好きなんだ。それを真ん真ん中に投げられたということ。
また続き読も。

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日々是好日 映画俳優・小沢昭一

先週の「小沢昭一的こころ」のテーマは「東西南北について考える」。
東西南北といえば・・・、ということで、むかし小沢さんが主演した「東は東・西は西」という映画の話を紹介していた。
というのも、この映画、近々上映されるらしいのですね。
詳しい上映スケジュールを確認しようと思って、劇場のラピュタ阿佐ヶ谷のウェブサイトを見ると、10月は「日々是好日 監督・春原政久」という特集上映をやっている。

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山の中に隠されている

今さら万博の話もどうかと思うのだが、これはつい先週のことだからお許し願いたい。
ICCのローリー・アンダーソン展で「山の中に隠されている」という映像作品を見てきた。
この作品、愛知万博のために作られたそうなのだけど、どこかのパビリオンででも上映してたのかな?
と思って検索してみると、そうか。愛・地球広場でやってたのか。
ローリー・アンダーソン SHOW〜山の中に隠されている〜
http://www.expo2005.or.jp/jp/D0/D4/detail/detail_AI0508XA70201.html

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September (bad) dream

この週末は真夏みたいにいい天気でしたが、その前の週末、秋分の日を入れた三連休は、結構涼しかったですよね。
その三連休、ぼくはちょっと実家に帰っていたんですが、急に涼しくなったせいか、向こうで風邪をひいちゃいまして、ほとんど寝に帰ったようなものでした。
日曜の夜に東京に戻ってきて、その晩は多少楽になったかなと思っていたんだけど、朝起きるとそうでもなくて、結局月曜日は、午後から仕事を休ませてもらって。

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「愛・地球博」改め「世界味めぐり」レポート

明治村に行ったついでに愛知万博を見てきた。
って、どっちがついでだかよく分かりませんが。
愛知万博はこれで二度目だったんですが、前回は滞在時間も短かったし、団体の引率のような立場だったので、自分の好き勝手に動き回るわけにもいかず、若干フラストレーションが溜まっていたのですよ。
あとからニュースを見ると、この日は入場者数が開幕以来一番多かったらしいんですが、まあ、それはそれ。最初っから、みんなが行きたがるようなパビリオンに行こうなんてつもりは全然ないですから。

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中内功氏の死

訃報に接して、いろいろ思うところもあるのだが。
ホークスが福岡ダイエーとして初めてパ・リーグ優勝、そして日本一になったのは1999年だったけれど、それ以前のぼくは、ダイエーグループの事業にはあまり関心がなかった。
当時のダイエーグループは、ハワイのショッピングセンターの売却やローソン株の放出など、既に撤退戦を強いられつつあった。

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江戸博+歌舞伎

今回は、歌舞伎について考えてみようというつもりです。
いま思えば、あれだけ時間があったはずの学生時代に、一度も歌舞伎の公演を見なかったというのが、ぼくの心残りで、割合どこにでも物怖じせず出かけてしまうほうなんですが、そんなぼくでも、いまだに歌舞伎座には行ったことがない。シロートには、歌舞伎はどうも敷居が高い。

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