何とか部屋にたどり着いて、スーツをハンガーにかける余裕もなくベッドに倒れこんで、すぐに気を失うみたいに寝た。
夜中に突然ブーンという音で目が覚めて、一体何事かと思うと、もう何年も使っているUSB接続のアンプから異音が出ていて止まらない。
とりあえず電源だけ切って、またベッドに戻って、泥のように寝た。
高円寺から
高円寺の「抱瓶」にシカラムータを見に行ってきた。
ライブを聞きながら泡盛をあおっていると、調子に乗ってピッチがどんどん上がり、思ったより回ってしまって翌朝は大変なことになってしまった。
むろん、これはただぼくひとりの問題であり、抱瓶のせいでも、むろんシカラムータが悪いわけでもありません。しかし久しぶりのかなり本格的な二日酔いの朝だったな今日は。いやはや。
「わたしいまめまいしたわ」のメモ帳から
「〈わたし〉は〈わたし〉である」という命題を見て、もし〈わたし〉が、本当に完全無欠に同一の〈わたし〉だったら、そんなふうに自分自身を突き放して見比べる視点など持ちようがないだろうに。むしろ、これは「〈わたし〉は〈わたし〉なのか?」と疑問形に変えたほうがおさまりがいい。
河原温の電報に打たれた文字「I AM STILL ALIVE ON KAWARA」。一瞬、このONを作家の名前じゃなくて英文の前置詞と勘違いして意味を考えてしまった。我、いまだ生きて河原に在り、と。
東中野から
音楽のworld’s end girlfriendを目当てに出かけたのだが、これが結構な拾いものだった。
ドキュメントでなく、あくまでフィクション、劇映画として成立させているところがいい。
障害者が出てくる映画というと、それだけで構えてしまって、見に行く前に腰が引けてしまうことが多いのだけど、これは、障害者の映画であって、そうでない。
主演の住田雅清氏がas himselfで登場しながら、それでいて、あくまで役を演じていることで、相対化している。それだけでなく、ある種の普遍性を獲得していると思った。
新宿から
本日のベルク
生ビール
ソーセージ&ポテト
ギネス1パイント
レバー・ハーブ・パテ
臥龍梅純米吟醸
桜木町から
桜木町の創造空間9001に行ってきた。
廃止になった東急東横線桜木町駅の駅舎跡に昨年できたイベントスペースで、思えばこの駅から最終電車が出た夜、ぼくは野毛飲兵衛ラリーで飲み歩いたついでに、まさにこの場所で身動きできないほどの喧騒を体験していたのだ。
今回の「パフォーマンスの複数次元vol.2」と題されたイベント、4組のパフォーマーが出演するとのことだが、とりあえずぼくは音楽家/パフォーマーの足立智美さんを目当てに出かけた。彼のパフォーマンスを生で見るのはこれで3回目ということになる。足立さん以外は全員初見。
みなとみらいから
横浜美術館のゴス展を見てきたので覚え書きをしておく。
リッキー・スワローの彫刻、ドローイング。冒頭に掲げられた二本の腕の骨。これはブロンズなのか・・・。フライヤーのメイン・ビジュアルにも使われている骸骨からフジツボ(?)が生えている木彫。タイトルに「Younger Than Yesterday」とあるのを見てしばし考え込む。彫り出された寝袋の美しさ、厳粛なたたずまいに足を止める。
思うに、人間の腕の中の骨は、一本の木からレモンを持った手や小鳥の留まったギターを掘り出すのと似ている。どちらも、すでに内在しているものだとすれば。
東駒形から
第284回下町中ノ郷寄席
開口一番 橘ノ美香「ぜんざい公社」
落語 笑福亭里光「寝床」
手品 伊藤夢葉
仲入り
落語 桂南喬「らくだ」
新宿から
とにかく理屈っぽくって皮肉っぽくって、なんともクセのある本。
最初読み出してから、全然ページが捗らなかった。しばらく放っておいたのが、何かの弾みで本棚の間から出てきて、我慢して持ち歩いているうちに、だんだん独特のリズムに乗ってきて、ページが捗りだした。
ま、そのうちの大部分はアルコールが入ってた時だから、どこまでこのお話の深遠な?思想が理解できているかは心もとないけどね。
有楽町から
バート・バカラックのコンサートに行ってきた。
バカラック今年80! ブラボー!
と、いきなり脈絡なく盛り上がってみる。まあそんな気分なんですが。
こないだ、おじさんたちにバカラックの話をしたら、まだ生きてたのかという顔をされた。
まだ生きてますよ!矍鑠!と答えつつ、金曜の夜にNEWS23にバカラックが出るというので、ビデオを撮って見たら、案外老けてたのでちょっとショックだった。
まあ80だもんね・・・、と急に弱気になる。
今回のコンサートの宣材で使ってるバカラックのビジュアル、あれは10年位は前のものじゃないのかね。