ハミングおじさん

朝から不安定な天気。夕立みたいに激しい雨音がする。早く目が覚めたのに、雨のせいで出かける切っ先が鈍る。

外に出たら、さっきの雨音は何だったんだろうといういい天気。でも、雨の痕跡が街のそこかしこに残っている。

朝サウナという気分だったのに、さっきの雨で出遅れてしまった。駅のホームに着いたら目の前で急行のドアが閉まった。

次の急行は10分後、それも発車したと思ったら、いきなり次の駅で4分停車。何というか、人の心理を分かっていないダイヤだと思う。10分待たせたら次の駅での停車時間は極力短くするといった心遣いが欲しい。ま、私の勝手な心理ではありますが。

時間的にはぎりぎりだが、我慢できず朝サウナに。

ぬる湯に浸かりながら、ハミングを口ずさんでいる人がいる。仮にハミングおじさんとしておきましょう。この人には、これまでも何度か朝のサウナで出くわしたことがある。

朝の浴室に流れるBGMのように、ハミングおじさんはえんえんとハミングを口ずさみ続けている。正直言って迷惑である。こちらは静かな朝の雰囲気を楽しみたいのに。

サウナのレストランで久し振りに朝カレーを食べた。ゆっくり朝飯を食っている時間がなかったのでね。

昼は鯖塩焼き。

夕方は考えていた行き先があったのだけど、またの機会に。ぽかっと時間が空いたので、まだ少し暑いけれど、久し振りに歩いて帰ろうと思う。

途中、アイスコーヒーで休憩。

夜の散歩は、山谷堀公園から千束通りに入って、浅草まで。江戸の頃もこんな道を通った人がいたのかなと、ふと思う。

内海桂子さんが亡くなった。子供の頃テレビで見た桂子・好江の漫才も覚えているけれど、私にはやっばり「大沢悠里のゆうゆうワイド」の桂子師匠が印象深い。Wikipediaによると1987年から94年まで悠里さんのパートナーを務めていたとあるから、私は大学時代に聞いていたのかな。というより、その後も「お色気大賞」のコーナーで、サンプリング?された桂子師匠の声が使われていたから、ずっと出演してたみたいなものでしょう。

何年か前に、桂子師匠が東洋館の出番を終えて帰るところに出くわしたのを思い出した。その時でもう90を過ぎていたけれど、矍鑠としているどころか、全身に重厚な現役感を纏っていて、携帯のカメラを向けるのも憚られる雰囲気があった。

ひさご通りから千束通りを引き返して、いつもの銭湯に。

夜の空気は蒸し暑いけれど、水風呂で身体をしっかり冷やして外に出ると、ぬるい風に吹かれて気持ちいい。20,472歩。