放置プレイ

まあまあ早く起き出した。洗濯機を回して洗濯物を干して、ゴミを出して外出。朝はドトールの持ち帰り。昼は鶏の唐揚げ定食。

夕刻、目の前で錦糸町行きのバスが出た。時間がぎりぎりというわけでもないので歩いて向かう。

所用の後で鍼を打ってもらうことになった。これで三回目。

鍼が打たれる時の感覚を擬音で表すのは難しい。先日から打ってくれている鍼灸師さんは、ずん、という言い方をすることがある。

私の場合、打たれる場所にもよるが、鍼のまわりに、何か軟体のかたまりがチューブから、にゅるりと出てくるような感じがする。

ベッドにうつぶせになって、ひとしきり鍼が打たれると、そのまましばらく放っておかれる。背中に鍼が何本も刺さった状態だから、迂闊に寝返ったり、姿勢を変えたりするわけにはいかない。

ふと、このまま鍼灸師さんが戻って来なかったらどうしようと思う。経験はないが、放置プレイというのはこういう感じなのだろうか。

実際はすぐにうとうとしてしまって、戻ってきた鍼灸師さんに起こされることになるのだけど。

鍼を終えて外に出ると夜の空気がひやりとする。昼間は暑いくらいだったのに。

思い立って錦糸町から歩いて帰った。10,014歩。