正真正銘

巣ごもり日。天気は下り坂の予報。朝は家にあるもので軽く。昼は思い立って少々料理。まあ大したことはしません。おでんのようなもの。朝も昼も、外に出てもよかったのだけど、そのまま在宅。そのうち雨が降り出した。

夕刻、所用。

V6が解散するという話。一定の年齢層の女性には、彼らの存在が刺さった人も少なくないようだ。 しかし私は、彼らの中で、名前が正確に言えるメンバーはひとりもいないと思う。男性アイドルグループで、メンバーの名前が全員言えると自信を持って言えるのは、SMAPまで遡ってしまう。私のような者は、世の中に多いのか、少ないのか。

先日の桂宮治さんの披露目の浅草での楽日、朝6時半過ぎから並んで、芝居が終わったのが16時半。 このことを落語を知らない人に話すのは、少し躊躇する。落語ファンには周知の宮治さんだが、それを越えて宮治さんの名前が届いているかというと怪しい。というか、落語ファン以外の人は、まず知らないだろう。そんなよく分からないおじさんを見るために、10時間もかけるとは、余程酔狂か、おかしな人と思われるのではないか。

確かに、各所の寄席では、そんな酔狂な人達が毎日行列を作っている。 が、宮治さんの披露目が盛り上がっていると言っても、東京の寄席演芸好きの間の、ごくごく狭い世界の話だ。 落語を知らない人に、落語や寄席の説明をすると、世界の狭さを改めて認識させられる。

たまたまV6と宮治さんの話題が並んだ。彼らはほぼ同年代である。

片付けものなどをしながら在宅、就寝。今日は家の外に一歩も出ず、一枚も写真を撮らなかった。正真正銘の巣ごもり日。212歩。逆に、212歩もいつ歩いたかと思う。