春の嵐

雨の朝。本当は思いっきり早起きしたかったが、まあこんなものでしょう。

家を出て、駅ナカでパンとコーヒーの朝飯。

永田町で有楽町線に乗り換えた。目の前に眼鏡をかけた女の子が座っている。中学生くらいの年格好だろうか。

しばらくスマホに目をやって、ふと顔を上げると、その子がコンパクトを見ながらアイラインを引いていた。眼鏡を外したせいもあるだろうが、一瞬、別人に思えた。眼鏡をかけている時の地味な印象と、アイラインを引く時の大人びた仕草のギャップに戸惑ってしまった。

ま、それだけの話。

東池袋で降りて、タイムズ・スパ レスタに、10時半着。今日はこの後特に用事もないので、ひたすらサウナと風呂に入って、ごろごろする予定である。

午前中のレスタは空いていて宜しい。すぐにはサウナに入らず、ピンク色のお湯(さくら&しょうがバス)で半身浴したり、寝湯に横になったりする。その後休憩室でうとうと。

午後になると客が増えてくる。サウナ室が一杯になると、場所が空くのを待つ客も現れる。室内で立って待とうとする客には、スタッフが声をかけて外で待つように促す。また、サウナ室の角の隙間に座ろうとする客にも声をかけている。所定の人数を超えて客が在室しないように注意を払っているわけだが、対応が行き届いていることに感心する。

一時、客足が引いたように思えたのは、雨が激しくなったからだろうか。むろん、露天風呂に入らない限りは、外の雨は構わない。

19時半に退館。幸い雨はやんでいる。池袋から山手線で鶯谷に出て、歩いて帰宅。

雨はこのまま上がるのかと思ったら、千束あたりでまた降り出した。桜橋を渡る頃には春の嵐である。辛うじてぐしょ濡れになる前に帰り着いた。

道すがらの夜桜が美しい。桜というとソメイヨシノばかりを思うが、花の色や形のさまざまな桜が、少しずつ時期を違えて咲くものだと感じ入る。

さすがに銭湯は省略。11,384歩。