街角の花

案外天気よさそうなので今朝も洗濯。朝飯はカレーの残り。これがなかなか減らない。外出。昼飯はまた鯖塩焼きにしてしまう。目玉焼きの小皿が嬉しい。錦糸町の某所に久しぶりに出向いて雑談。歩いて帰宅。晩飯は有り物で済ませる。ちょっと疲れた。9,261歩。

ちょいと前の話だが、月曜日の毎日の朝刊に、生島ヒロシ氏が先日亡くなった小島一慶さんへの追悼文を寄せていて、その中で一慶さんのアナウンスの技術を「例えば、街角で花が咲いているのを見つけたら、それをネタに30分くらいは話を盛り上げられる力量がありました」と述懐していた。また、晩年の一慶さんは句作に凝っていたらしい(そういえば先日の久米宏さんのラジオでもそんな話が出ていた)。

生前の一慶さんは醜聞もあった人のようだけど、この街角の花の話と句作の話は通じる気がする。街角の花のようにありふれたものが言葉に表されることは少ない。でも、そこに視点を当てて自分の言葉にする。それが、若いころは30分の饒舌なトークだったのが、五七五の俳句まで研ぎ澄まされていった。

今回の自粛期間中、在宅に倦むと隅田川の川岸を歩いた。すると、思いのほか多くの草花や野鳥に出くわす。そして、自分がいかに花や鳥の名前を知らないかということに気づかされる。要するに、これまで彼らを言葉にしようとしたことがなかったのだ。あんなに近くに住んでいるのに。