一時間待ち

朝から二回洗濯機を回し、二個荷物を受け取る。外に出ると梅雨が過ぎて夏が来たみたいないい天気。本物の夏もこの程度の暑さに収まればいいんですが。

日本橋三越に。商品券サロンに用事があったのだが一時間待つという。昨今そんなに待たされることも珍しいが、老舗の百貨店らしい演出と思って、こちらも鷹揚に構えることにする。

階下のコンテンポラリーギャラリーで「梅津庸一キュレーション展 フル・フロンタル 裸のサーキュレイター」というのをやっているというので見に行く。

最初、梅津氏の名前と日本橋三越という場所がにわかに結びつかなかった。梅津氏ならオルタナティブスペースという勝手な思い込みがあった次第だが、戦後公立の近代美術館が出現する以前は、百貨店のような商業施設が当時の同時代美術の主要な展示会場だったことを思えば、ここ三越で、「現代アート」を、かつての同時代美術と一堂に見るのは興趣深い。

展示は五つのセクションに分けられている。この分類はそれぞれ梅津氏流の美術の見方を提示していて、必ずしも「現代アート」に明るくない(かも知れない)現代の百貨店の顧客には、海図のように機能するだろうと思う。

一旦帰宅したら眠くなった。夕方散歩に出る。このところ夜の散歩ばかりで、まだ明るいうちに隅田川沿いを歩くのは久し振り。といっても、一、二週間ぶりか。それでもずいぶん季節が進んでいるような気がする。

そして、こちらも久し振りの銭湯S湯に。おっ、営業時間が23時までに戻っている。22時までだと、特に平日はゆっくりできなかったので、しばらくご無沙汰していたのだ。これからA湯と迷うな。有難い。21,592歩。