対物の美

午前、散歩用にと注文していた無印のストレッチパンツが届いた。いい感じ。これから天気も悪くなるようだし、早速散歩に出る。カメラを持って出たがSDカードを入れるのを忘れた。戻ってヒガムコでコーヒーとハムサンドイッチを初めて。ハムは地蔵坂の店の特製というからサラミかと勘違いしていた。案外天気が持っているので銭湯に行く。帰り道でポツポツ雨が降り出した。夜はWordpressのカスタマイズ(このサイトね)。10,985歩。

自粛期間中に目にしたネット記事で、養老孟司さんが、世界は「対人の世界」と「対物の世界」に分かれていて、ユーチューバーも「対人の世界」の住人だと言っていたのが印象に残った。つまりリアルかバーチャルかという区分ではないんだね。SNSなどインターネットの世界も「対人の世界」ということ。

これを芸術に引き付けて考えてみたらどうだろうか。「アート」はそもそも人の手によるもの。それを作り、愛でることは、いわば「対人の美」の世界の出来事だろう。一方で「対物の美」というものだってあるはずだ。

とはいえ、養老さんが「対物の世界」に生きる人として挙げている農家や漁師だって、他の人間と没交渉で生きていくことはできないはずだ。今の世界というのは、「対人の世界」に覆いつくされてしまったということなのか。