七月。といっても代わり映えせず朝はドトール。昼はカツ丼。たまにはこういうのもいいでしょう。
この店はいつも前を通っているのだけど、何年も入っていなかった。実は数日前にも覗いたら、近所の工員らしい人たちで満席だったのだ。大衆食堂然とした店構えの中は、あらゆるものが使い込まれたように年月を感じる。年配の女性とそのご子息らしい二人で店を切り盛りしていた。滅多に来ない客の口が言うのも恐縮だが、こういう店は続いてほしい。
夜は錦糸町のニューウイングに。三ヶ月振り、いや四ヶ月近いか。良くも悪くもコロナ以前に戻っているという感。館内には会話を控えるよう求める掲示があちこちに貼られているが、目に入らないのか、もう惰性になっているのか、グループ客が話をやめない。コロナどうこうというより、サウナで喋る客が気に入らないし、つるんでサウナに来る感覚が分からない。
ニューウイングのある、錦糸町のこのあたりは、いわゆる「夜の街」だろう。キャバクラらしい店先には、客を見送りに出たのか、それとも出迎えなのか、若い女たちの姿が見える。街角には客引きの男があちこちに立って、駅に向かって真っ直ぐ歩くのにも難渋しそうだ。この街のニューノーマルがどんな様相になるのか、正直見当がつかない。
ニューウイングにいる間に降ったようだが、運よく雨に逢わずに帰ってこられた。7,861歩。