オールド・ニュー・ノーマル

溜まった空き缶と段ボールを出した後、午前中は荷物が届くのを待って在宅。このまま一日ずっと家にいてもいいけど、気分転換に外に。と言っても、どのみち私の向かう先はサの三文字、つまりサンポかサウナのどちらか。雨が降ったり止んだりだし、今日はウナのほうにします。

駅に着いたところで小銭入れを忘れたことに気づいた。前にも書きましたが、私の小銭入れにはPASMO定期券を入れているので、電車代を払うのも癪だし、家まで取りに戻ることに。最近目にした川柳で「見てみたい魚くわえたドラ猫を」というのがあったけど、財布を忘れて出かける人は容易に見つかりますね。

楽天地スパに。今日は客層が大人なのか、雰囲気が落ち着いていて宜しい。館内放送で会話を控えるように言っている。前は言ってなかったように思うから、あるいはその効果か。

私は別にサウナでは一言も喋るなと言っているのではなく、少しは後ろめたさを持って喋ってほしいということです。

このまま静かなサウナが続いてくれれば有難い。この静かさがコロナ以後のニュー・ノーマルだと言いたいのではない。サウナブーム以前は、これがサウナの常態だった。

思えばコロナの前は世の中がどこか浮わついていた。端的には東京オリンピックに向けてそういう空気が醸成されていたのだろうが、あちこちの領域でいわばプチ・バブルが起こっていて、サウナの世界では、それがサウナブームとして現れた。

ところが、パンデミックで一気にそのプチ・バブルが弾けた。

プチ・バブルに踊っていた人も多いことだろうが、むしろその時が非常態だったと思うべきだ。

能書きが長くなった。8,173歩。ほとんど出歩かなかったのに案外捗った。小銭入れを忘れたせいか。