おじさん

8時に起き出して資源ごみ出し。小雨。戻って二度寝。

調子がよくない。眼精疲労というのか、目の奥にじわじわとした不快感があって、頭が重い。このところ急に寒くなったのに加えて、慣れない運動をした疲れが出たのだろう。私の場合、季節の変わり目にはしばしばあることだが、むしろこういうことから冬の訪れを実感する。

午前中には外出したいと思っていたが、どうにもだるいので、昼過ぎからもう一度横になる。 目が覚めたら4時半。頭の中の不快感は残っているが、さっきよりはましになったので、外出。すっかり暗い。結局雨の一日だったようだ。

半蔵門へ。19時半からの国立劇場十二月文楽公演の第二部に。 演目は「桂川連理柵」の六角堂の段と帯屋の段。

帯屋の段の終盤、気疲れした長右衛門が店先で横になって休んでいるところに、お半が現れて「長右衛門さん、おじさん」と声をかける。おじさん。おじさんの胸を突く言葉。

芝居の中の長右衛門は38歳という設定だが、江戸時代のことだから、現代ならもう少し上の年齢に置き換えても可笑しくないだろう。そう考えると、横になった長右衛門と当方の気だるさが共振しないでもない。問題は「おじさん」と言い寄ってくる美少女の不在だが、もし拙宅にそんな美少女がやってきたら、隅田川で心中しなければならなくなるので、やむを得ない。

9時過ぎに芝居がはねて、曳舟駅の大阪王将で飯を食って帰宅。早寝。5,710歩。