表と裏

あ、見慣れない猫。目が合ったら走って逃げられた。

今朝は駅からバスに乗った。

朝はコンビニのサンドイッチとコーヒー。昼は唐揚げ定食的なものにして、カレー南蛮は回避。

夜は某所で飲食。久し振りに訪れた街はすっかり相貌を変えて、まるで別の街に来たようである。そう言えば前回この街に来た時も同じようなことを思った気がする。

この時世だから遅くはならない。帰宅して夜の散歩その他は省略。8,555歩。

ところで、先日買ってきたイトーヨーカドー100周年記念のマスクを着けてみた。

マスクにはヨーカドーの鳩のマークと「100th」の文字があしらわれている。ということは、鳩が左を向いていて文字が読める側がこのマスクの表なのだろう。

果たして市販の不織布マスクに表と裏の別はあるのか。あるという話を聞いたことがある気もするが、見分け方は正直よく分からない。また、もしマスクの表裏の区別が重要なら、着用する時に間違えないようマスク自体に表や裏と書かれていると都合がよいはずだが、今までそんなマスクを見たことがない(私が見たことがないだけで、実在するのだろうか)。

ところが、このヨーカドーマスクに関して言えば、表と裏の別は明らかである。これで、正しい向きにマスクを着けているか、外出時に心を悩ませる必要はなくなる。

さて、表と裏といえば、浅草の言問通りから北側の一帯を指して、裏浅草という言い方をするようだ。もちろん正式な町名ではない。正直これまで私はあまり足が向かない地域だったが、コロナ以後にしばしば散歩するようになってから、すっかり馴染みの風景になった。

一方で、奥浅草という言い方もある。裏浅草のさらに奥地かと思ったら(山谷あたり?)、奥浅草と裏浅草は同じ場所だと地元の人が言うのを聞いた。裏という言葉を使うのを憚って、奥と言い換えているようである。

同じような一帯を指して、観音裏という言い方もある。浅草寺の裏の意で、この言い方のほうが裏浅草や奥浅草より歴史を感じる。

表と裏についてもうひとつ、半蔵門近くの国立劇場と国立演芸場はどちらが表でどちらが裏かという問題がある。この件は国立演芸場の高座で時々噺家が言うことだが、なぜか国立劇場に出ている役者はこの件について何も言わない。